MovableType.net サイト内検索機能では、実は自分でユーザー辞書を作って表記ゆれに対応する方法があるんです。
今回はその方法を具体的に紹介したいと思います!
辞書ファイルの準備
辞書ファイルは、JSON形式かCSV形式で用意する必要があります。
JSON形式の場合
まず、表記ゆれに対応した一覧をdictionary.jsonというファイル名で、インデックス・テンプレートに作成します。
実際の記述は以下のようにします。
{
"ブログ": ["ウェブログ", "blog", "weblog"],
"MovableType.net": ["mobiletype.net", "ムーバブルタイプドットネット"],
"カスタムフィールド": ["カスタム・フィールド", "カソタムフィールド"]
}
左側に実際に検索させたいキーワード、右側に表示ゆれのキーワードをカンマ区切りで入力しています。
※最後の行だけは行末に「,」が必要ないのでご注意ください
CSV形式の場合
表記ゆれに対応した一覧をdictionary.csvというファイル名で、インデックス・テンプレートに作成します。
Excel等でCSVファイルを書き出し、実際の記述は以下のようにします。
ブログ,ウェブログ,blog,weblog
MovableType.net,mobiletype.net,ムーバブルタイプドットネット,
カスタムフィールド,カスタム・フィールド,カソタムフィールド,
1番左が検索させたいキーワードで、右側に表記ゆれのキーワードを追加しています。
検索ボックスの設定
上記のJSONファイルを検索結果に反映させたい場合には以下のように記述します。(CSV形式の場合は拡張子をcsvにします。)
<mt:SetVars>
dictionary=<$mt:BlogRelativeURL$>dictionary.json
</mt:SetVars>
<$mt:SiteSearchSnippet user_dictionary="$dictionary"$>
以上の方法で検索ワードの表記ゆれを自分の意図したようにコントロールすることができます。
今回はインデックステンプレートを作成して指定していますが、JSON形式・CSV形式ともにファイルとして別途用意してファイルマネージャーでアップロードし、それを指定する方法でも実現は可能です。
是非独自の辞書を作って、閲覧者が確実に情報にたどり着けるように上記方法をご活用ください!