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入力フォーム最適化(EFO)に役立つ、GA4 でフォーム内でのユーザー行動を確認する方法

2026.03.04

GA4 の仕様変更に伴い、記事の内容をアップデートしました。

MovableType.net に標準搭載しているフォーム機能(およびフォームのみ利用できるサービス「MovableType.net フォーム」)では、フォーム送信者のユーザー行動を GA4 のイベントとして計測・確認できます。

本記事では、GA4 のタグをサイトに直接設置している場合の事前設定と、計測データの確認方法について、解説します。

Google タグ マネージャー経由で GA4 を設置している場合は、次の記事を参照して、事前設定を行ってください。なお、計測データの確認手順は、タグの直接設置・Google タグ マネージャー経由いずれの場合も共通です。

目次

フォームイベントの仕様

MovableType.net フォームのシステム側で制御される5種類のイベントと、トリガーのタイミングは、表の通りです。

イベント名 トリガーのタイミング
show フォームを表示したとき
start 初めて項目の値を変更したとき
confirm 確認ボタンをクリックしたとき
back 確認画面から戻るボタンをクリックしたとき
submit 送信ボタンをクリックしたとき

事前設定(GA4 をサイトに直接設置している場合)

フォームイベントを GA4 で計測するには、カスタム ディメンションの設定が必要です。また、submitをキーイベントとして計測する場合は、別途設定が必要ですので、後ほど説明する手順に沿って設定してください。

3つのカスタム ディメンションを作成する

GA4 の [管理] > [カスタム定義] > [カスタム ディメンションを作成] をクリックし、3つのカスタム ディメンションを作成します。[範囲] は「イベント」、[ディメンション名] と [イベント パラメータ] には、次の値をそれぞれ設定します。

  • event_action
  • event_category
  • event_label
作成したカスタム ディメンションの一覧

submit をキーイベントとしてマークする(任意)

submitキーイベントとして計測する場合は、[管理] > [イベント] > [最近のイベント] を選択し、[イベント名] 横のスターアイコンをクリックして、キーイベントとしてマークします。

キーイベントとしてマークすると、[キーイベント] タブに表示されます

設定内容がレポートに反映されるまで、数分から最大48時間かかることがあるため、時間をおいてから確認することをお勧めします。

計測データを確認する

計測したデータは、GA4の「レポート」と「データ探索」という2つのツールで確認できます。これらを目的別に使い分けることで、現状の把握から深い分析まで、柔軟なデータ活用が可能になります。

  • レポート:主要指標のインサイトを素早く手軽に確認できる。定点観測やデータの全体像を把握するのに最適。
  • データ探索:セグメントやフィルタ、高度な分析手法を用いた深い分析が可能。特定の仮説検証や、ユーザー行動パターンの分析に最適。

このセクションでは、それぞれのツールを用いた計測データの具体的な確認方法を解説します。

レポートとデータ探索では、表示されるデータが異なる場合があります。詳細は、アナリティクス ヘルプを参照してください。

レポート

イベント パラメータevent_labelには、https://form.movabletype.net/<フォームID>形式のURLが格納されます。詳細レポートの表のセカンダリ ディメンションevent_labelを設定し、URL末尾のフォームIDでフィルタリングを行うことで、特定のフォームの計測データを簡単に確認できます。

  1. ナビゲーション パネルの [レポート] > [ユーザー エンゲージメントユーザー維持率の把握] > [イベント] をクリックし、詳細レポートを開きます。
  2. [イベント名] 横の [+] > [カスタム] > [event_label] を選択し、セカンダリ ディメンションに設定します。
  3. 検索バーにフォームID(URL末尾の文字列)を入力して、特定のフォームの計測データを絞り込みます。
詳細レポートの表で、フォームIDを使って計測データをフィルタリングします

レポートの詳細や操作方法は、アナリティクス ヘルプを参照してください。

データ探索

レポートでの簡易的な確認に対し、データ探索では、目的に合わせた手法で自由に深掘りできます。ここでは、「イベント セグメント」を用いて、フォームイベントの計測データを抽出・確認する手順を解説します。

イベント セグメントを作成する

イベント セグメントを作成し、MovableType.net のフォームイベントのみを分析対象として抽出します。

  1. ナビゲーション パネルの [探索] をクリックします。
  2. [データ探索] の [空白] を選択して、新しいデータ探索を作成します。
  3. [変数] パネルの [セグメント] 横の [+] > [新しいセグメントを作成] > [イベント セグメント] をクリックします。
  4. [次の条件に当てはまるイベントを含める] の [新しい条件を追加] > [イベント] をクリックし、5つのイベント(show、start、confirm、back、submit)を追加します。
  5. セグメント名を任意の名称に設定し、[適用] をクリックします。
イベント セグメントの設定例

ディメンションと指標を追加する

[変数] パネルにディメンションと指標を追加し、[設定] パネルの各エリアにドラッグ&ドロップして、タブ内の表に反映させます。

名称 変数パネルでの分類 設定パネルでの配置
イベント名 ディメンション
event_label ディメンション
イベント数 指標
  1. [変数] パネルの [ディメンション] 横の [+] をクリックし、[すべて] タブ内の [イベント名] と [カスタム] タブ内の [event_label] にチェックを入れ、右上の [確認] をクリックします。 
  2. [変数] パネルの [指標] 横の [+] をクリックし、[すべて] タブ内の [イベント数] にチェックを入れ、右上の [確認] をクリックします。 
  3. [変数] パネルから [設定] パネルの各エリア(行・列・値)に対象の項目をドラッグ&ドロップします。
  4. [設定] パネルの [フィルタ] エリアに [event_label] をドラッグ&ドロップし、マッチ タイプに [含まない]、式に [ (not set) ] を指定します。
データ探索の例

データ探索ツールの詳細や操作方法は、アナリティクス ヘルプを参照してください。

まとめ

このように、フォームの表示から送信に至る一連のユーザー行動を可視化することは、離脱要因の特定や具体的な改善案を検討する際の手がかりになります。

EFO(入力フォーム最適化)に取り組む際のヒントとして、ぜひお役立てください。