前回は企業サイトでの運用を例にご紹介しましたが、今回はメディアサイトを例に、承認者が複数いる場合のポイントをご紹介します。
ワークフローでできることの詳細については、次の記事をご覧ください。
登場人物
- 承認者:編集長、副編集長
- レビュアー:編集者A、編集者B、編集者C
- 申請者:ライター
ワークフローの設定
ワークフローの作成
作成時の設定ポイント
- ワークフロー名はわかりやすく、記事公開用といった名前をつける
- 承認者には、メンバーの中から編集長、副編集長を選択する。今回は全員が承認した場合のみ公開可能にチェックを入れる
- レビュアーには、編集者A、編集者B、編集者Cを追加する。記事によってレビュアーが違うので標準で指定はオフにしておく
- 対象のウェブサイト・ブログを選択し、今回はシステムオブジェクトの記事にチェックを入れる
実際のワークフローの流れ
- 申請者であるライターが記事を書き編集者Aにコメントを求める
- 編集者Aが修正箇所のフィードバックをコメントでする
- ライターが修正を行い、レビュアーとして編集者Aを追加しつつ承認依頼を行う
- 承認者の副編集長が確認し承認する
- もう一人の承認者である編集長が確認し承認する(ここで全員承認したので公開可能になる)
- 承認OKのメールを確認し、公開権限を持つ編集者Aが予約投稿の設定をして公開する
今回のポイント
- 承認申請を出す前に編集者とやりとりして仕上げる
- 承認者が複数いて、全員が承認したらはじめて公開可能となる
- 公開権限はそのメンバーの権限に準ずる、というルールから承認OKがでたら申請者ではなくレビュアーの編集者が公開設定をする
MovableType.net のワークフロー機能は柔軟に使えますので、複数人の承認者を設定し擬似的な多段階のワークフローが可能です。
是非お試しいただければと思います!