マニュアル

フォームの新規作成と設置

MovableType.net では基本機能としてメールフォームを提供しています。フォームはライトプランで1個まで、スタンダードプランで10個まで、プロプランで25個まで作成することができます。

  1. ダッシュボード に表示されるウェブサイトとブログ一覧から、ウェブサイト名をクリックする

  2. 左サイドバーの [フォーム] - [新規] をクリックする

  3. フォームのタイトルを設定する
    一覧画面で表示するフォームのタイトルを設定してください。

    実際のフォーム画面には表示されません。

  4. 通知先メールアドレスを設定する
    通知先のメールアドレスそれぞれに To / CC / BCC を設定します。

    フォームからメールを受信すると、管理者宛にメールが送信されます。その際の送信日時は、ウェブサイトのタイムゾーンとして設定されているタイムゾーンを利用します。

    入力されたフォームの内容がここで指定したアドレスにメールで送信されます。通知先メールアドレスはライトプランでフォームごとに最大5個、スタンダードプラン以上でフォームごとに最大10個まで設定できます。

    通知先メールアドレスの設定(スタンダードプラン以上)
    通知先メールアドレスの設定(スタンダードプラン以上)

    スタンダードプラン以上では選択項目によってフォームの送信先を変更することができます。詳しくは選択項目によってフォームの送信先を変更する(条件分岐)をご覧ください。

    通知先メールアドレスの設定(ライトプラン)
    通知先メールアドレスの設定(ライトプラン)

  5. 使用言語を設定する
    入力項目名や通知メールの文面に使われる言語を選択します。English、日本語、繁體中字から選択できます。

    formset06.jpg

  6. 確認画面を表示するか設定する
    送信前に入力内容を確認する画面を表示します。

    formset03.jpg

  7. キャプチャを常時表示するか設定する
    従来通りの表示ルールか、必ず表示するかを選択します。

    MovableType.net スパムキャプチャの表示設定

    スパムの疑いがある場合にキャプチャを表示する」を選択いただくと、一定の条件下においてキャプチャが表示されます。
    常時、キャプチャを表示したい場合は「キャプチャを必ず表示する」を選択してください。

    MovableType.net キャプチャの表示設定

  8. カスタムCSSを設定する
    表示されるフォームの背景色など独自のCSSを設定できます。
    構造やカスタマイズ例など詳しくは「フォームを独自 CSS でデザインする」をご覧ください。

    formset08.jpg

  9. 受付データの保存方法・閲覧者を設定する

    データの保存

    フォームで送信されたデータをサービス上に保存するか、サイボウズ社の業務改善プラットフォーム「kintone」などの外部サービスに保存するかを選べます。保存しない場合、受け付けたデータの管理は通知メールの受信のみになります。

    受付データで「サービス上に保存する」を選択した場合、受け付けたデータはデータベース上に暗号化されて保存されます。ただし、ファイル添付により送られた添付ファイルはサーバー上には保存されません。

    データの保存

    データ閲覧者

    保存されたデータを閲覧できるメンバーを設定できます。

    「データ閲覧者の追加・編集」リンクをクリックし、表示されたモーダルウィンドウで設定してください。

    データ閲覧者

    データ閲覧者

  10. 受付の制限を設定する
    終了日や件数、受付番号で受付上限を設定できます。

    • 受付終了日:カレンダーで指定できます。時間に関してはこれ以上細かく指定したい場合は、直接入力欄で数字を変更してください。
    • 受付件数:件数で指定できます。
    • 終了時のメッセージ:任意の文言を入力できます。

  11. 受付完了時の動作を設定する
    フォームから送信が完了した際、「メッセージを表示」または「完了ページへリダイレクト」いずれかの動作を設定できます。
    表示するメッセージ、リダイレクト先の URL についてはここで設定してください。

    また、受信したデータには受付番号が割り当てられます。(受付件数と受付番号のリセットは受付データページで行えます)
    送信者に受付番号を知らせたい場合は、以下のタグをメッセージに挿入することで「メッセージを表示」画面に受付番号を差し込むことが可能です。

    通し番号 : <mt:Var name="sequence_number" />

    「メッセージを表示」する場合

    受付完了時の動作 メッセージを表示

    「メッセージを表示」ではメッセージ欄に URL を挿入すると自動的にリンク状態となります。

    送信完了画面の表示は下記のようになります。
    受付完了時の動作 メッセージを表示

    「完了ページへリダイレクト」する場合

    受付完了時の動作 完了ページへリダイレクト

  12. フォームが送信された場合に、サイト管理者が受け取るメールの内容を設定します。

    通知メールの送信の有無、件名、本文、送信者の入力内容/IPアドレスを表示するか、フッターを設定し、入力内容を通知メール内に表示するかを選択できます。

    通知メールの送信を有効にすると、フォームでデータを受け付けた時に、上で設定した通知先メールアドレスに通知メールを送信します。データの保存が「保存しない」に設定されている場合、この設定は変更できません(常に有効になります)。

    また、受信したデータには受付番号が割り当てられます。(受付件数と受付番号のリセットは受付データページで行えます)サイト管理者が受け取るメールに受付番号を表記したい場合は、以下のタグで「件名」、「本文」または「フッター」に受付番号を差し込むことが可能です。

    通し番号 : <mt:Var name="sequence_number" />

    「件名」、「本文」または「フッター」には、以下の記述で各項目に入力された内容を挿入できます。通常、「お名前」や「郵便番号」などの項目名で指定できますが、項目名が重複する場合、各項目の編集画面に表示されている「ID」で指定してください。

    <mt:Var name="entry{お名前}">
    <mt:Var name="entry{郵便番号}">
    <mt:Var name="entry{都道府県}">

    項目「郵便番号・都道府県・住所(自動入力)」については、まとめての項目名、変更した項目名、ID ではなく、以下のように各項目ごとにご指定ください。
    複数の「郵便番号・都道府県・住所(自動入力)」項目をご利用の場合は、各項目に付与されたIDをそれぞれご利用ください。

    <mt:Var name="entry{郵便番号}">
    <mt:Var name="entry{都道府県}">
    <mt:Var name="entry{住所}">

    MovableType.net フォームの通知メールの設定

  13. 「自動返信メール」を送信するか設定する
    以降の設定項目で設定した内容を自動返信メールで送信することができます。

    SMTP設定(後述)を利用するには、「自動返信メール」の項目は「送信する」にチェックしていることが必須条件です。

    受信したデータには受付番号が割り当てられます。(受付件数と受付番号のリセットは受付データページで行えます)自動返信メールで送信者に受付番号を知らせたい場合は、以下のタグで「件名」、「本文」または「フッター」に受付番号を差し込むことが可能です。

    通し番号 : <mt:Var name="sequence_number" />

    「件名」、「本文」または「フッター」には、以下の記述で各項目に入力された内容を挿入できます。通常、「お名前」や「郵便番号」などの項目名で指定できますが、項目名が重複する場合、各項目の編集画面に表示されている「ID」で指定してください。

    <mt:Var name="entry{お名前}">
    <mt:Var name="entry{郵便番号}">
    <mt:Var name="entry{都道府県}">

    自動返信メール

    • 「表示名」
      自動返信メールのFromのメールアドレスの表示名を指定できます。空欄の場合はサイトのドメイン名が表示されます。
    • 「リプライメールアドレス」
      「自動返信メール」の受信者がメールに返信をする際に、返信先となるメールアドレスを設定できます。
    • 「自動返信メールの件名」
      「自動返信メール」の「送信する」項目にチェックを入れると編集できます。フォームから送信されたメッセージに対して送られる返信メールの件名を設定できます。
    • 「自動返信メールの本文」
      フォームから送信されたメッセージに対して送られる返信メールの本文を設定できます。
    • 「入力内容」
      「表示する」項目にチェックを入れると、送信者が記述した入力内容をメール内に表示するように設定できます。
    • 「自動返信メールのフッター」
      フォームから送信されたメッセージに対して送られる返信メールのフッターを設定できます。
  14. SMTP設定を行う
    必要情報を入力、設定することで、自動返信メールのFromのメールアドレスを、自社(独自)のメールアドレスに変更できます。

    SMTP設定を利用するには、「自動返信メール」の項目(上記13)で「送信する」にチェックしていることが必須条件です。

    • 有効
      自身のSMTPサーバー経由でメールを送信するように設定できます。
    • テストメールを送信する
      設定内容の動作確認ができます。

      こちらのリンクは設定を保存した後に表示されます。

    • SMTPサーバー
      IPアドレスを設定する場合は、証明書の検証の際にコモンネームやサブジェクト代替名にIPアドレスが含まれている必要があります。
    • ポート
      465または587から選択してください。
    • Fromアドレス
      SMTPサーバーから送信するときに利用するFromのメールアドレスを設定してください。
    • ユーザー名
      設定したSMTPサーバーを使う時のユーザー名
    • パスワード
      設定したSMTPサーバーを使う時のパスワード

    SMTP 設定がうまくいかない場合、「フォームの SMTP 設定が完了しない」の内容をご確認ください。

    「テストメールを送信する」からテストメールの送信に成功しているにも関わらずテストメールが届かない場合は、お使いのメールサーバーからメールが送信されているかをご確認ください。メールが送信されていない場合は、メールサーバーの迷惑メール対策や設定についてご確認ください。

    フォームの新規作成と設置:SMTP設定

    SMTP機能を利用した送信時には以下の2つの IPアドレス のいずれかが送信元(接続元)となります。どちらか一方の送信元に限定することは出来ません。SMTPサーバーに送信元を設定する必要がある場合などは、下記の2つの IPアドレス を指定してください。

    • 52.199.17.160
    • 52.199.79.240
  15. [保存] ボタンをクリックする

  16. ページ上部の [項目設定] ボタンをクリックし「フォームの項目変更」ページで必要な項目を組み合わせて作成し、[保存] 後にページ上部の「基本設定」から「フォームの基本設定」ページに戻ります。
    各項目について詳しくは「フォームの項目設定について」をご覧ください。

    閲覧者側の入力の手間や、サイト管理者の収集した情報管理の観点から、フォームで収集する情報は、必要最低限にしましょう。フォームを作成する際には、項目について十分に議論してください。

    formset02.jpg

  17. 画面上部に表示された「埋め込みコード」をコピーする

    formre.jpg

  18. 左サイドバーの [ウェブページ] - [新規] をクリックする
    ウェブページのタイトルを「お問い合わせページ」などに設定し、お問い合わせページとしてウェブページを作成します。

  19. 本文作成画面のフォーマット「なし」にしてコピーした埋め込みコードを貼り付ける

  20. ファイル名を「form」などに設定し [保存] ボタンをクリックする